車椅子
昨日旦那がまたしても感染症にかかり、抗生物質で熱だけは平熱になったと書いたんですが・・・
リハビリセンターでのファミリーミーティングがある為、この日は一人日帰りの予定でセンターへ出かけました。
旦那がいたリハビリセンターでは、次の週の食事について患者さん本人が様々な種類の中から好きなものを選択できるシステムになっていました。
リハビリセンターに移動してから約2週間が経ち、旦那もセンターでの生活にだいぶ慣れてきたようでした。
下半身の感覚がないという事は、これからどういった事に気をつけなくてはいけないのか。今までの感覚が使えないというのはやはり相当大きな違いで、色々と気をつけなくてはいけない事も増えました。
カナダの学校は「Pro-D Day」という、先生たちが勉強するために学校が一日お休みになるシステムがあり、娘の学校はこのプロディーデイがよく金曜とか月曜とか、土日にぶつけて連休になることが多いです。
担当のお医者さんやセラピストさんとの第二回目ファミリーミーティングが2週間後に決まり、旦那と二人で出席することにしました。
入院中はもちろんのこと、リハビリセンターでも、また退院して自宅に戻ってしばらくたった今でも旦那は薬を服用しています。病院にいた頃よりは種類はだいぶ減りましたが・・・
リハビリセンターに移動してからは、日中セラピーやら何やらで忙しくしている旦那でしたが、やはり平日の午後3時以降から寝るまでは時間を結構持て余しているようで、時間がある時はよく部屋で映画を観ていました。
我が家は旦那が中心となって食材の買い物をしていたので、旦那が入院中は娘を学校に送っていってから私がコストコやスーパーにいって買い物をしていました。
リハビリセンターでは病院にいた時よりも車いすに乗っている時間が長くなるので、履きやすくて軽い靴を持ってくるように旦那に頼まれました。
突然の事故などで脊髄を酷く損傷した場合、今までは回復する見込みはほとんどなく、車いすやベッドに寝たきりになるというのがほとんどだったと思います。
リハビリセンターも病院から車で10分ほどだったので、自宅からはやっぱり4時間ほどはかかりました。
病院を退院して脊髄損傷専門リハビリセンターに移動した旦那ですが、自分で動ける範囲が広がったので相当嬉しかったようです。
一言で脊髄損傷といっても、怪我をした部分によって回復後の運動機能やその他後遺症など、大きな差がでます。今日は旦那の脊髄損傷箇所とその後遺症について書きたいと思います。
*病院退院!* 小一時間ほどのファミリーミーティングが終って病室に戻ると、急いで退院の準備をしました。
10分の休憩後、改めてファミリーミーティングを再開しました。いよいよ担当のお医者さんから、手術後の怪我についてとこれからについてお話しがあります。
旦那に先立たれてしまうかも・・・と思った瞬間に、その半年前に突然逝ってしまった母親の事を思い出して目の前が真っ暗になりました。
旦那が大怪我をして車椅子生活になることになった日の事は、今でも昨日のように鮮明に覚えています。