ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(48)

病院を退院して脊髄損傷専門リハビリセンターに移動した旦那ですが、自分で動ける範囲が広がったので相当嬉しかったようです。

リハビリセンターは病院よりもちろんだいぶ小さめでしたが、公園に囲まれて小さなショッピングセンターもあり、環境は抜群でした。ダウンタウンでないので、車の通りもそこまで激しくなく、歩道も広く細めの裏道もたくさんあって、車いすでの移動には良さそうでした。

 

リハビリセンターはメイン棟が3階建てで古めでしたが、カフェが2つ、プール、ジム(体育館)、食堂が各階に1つづつ、ファミリールーム(予約制で患者さんの家族が無料で泊まれる)、大きいシャワールーム、娯楽室など色々あり、じっとしていられない旦那は早速ウロウロしていました。

 

病院とは異なり、こちらは社会復帰するためのリハビリセンターなので、平日はリハビリなどの予定が患者さんごとにナースステーションの前に貼り出されていて、それに沿って患者さんは行動していました。

毎週予定はちょっとづつ変更になっていましたが、大体旦那の予定は・・・

 

理学療法(エクササイズなど)が週4回、1時間ほど

作業療法が週4回、1時間ほど

車いすとベッド間の移動練習、バランスの取り方、車いすで生活するための基本動作などを習っていたようです)

・プール(これはあまり頻繁にはなかったです)

・トイレ(排便)が朝一で二日に一度

・シャワーが夕方で週に二度

・レクリエーショナルセラピーが月一程度(バスの乗り方やプールの入り方など)

ソーシャルワーカーさんと政府や保険会社に提出する書類の準備、相談など1〜2週に一度

車いす勉強会がランチ後に週1程度、参加は希望

となっていて、大体平日は午後2時半くらいまで病室にいないことが多かったです。

 

ここでは各ベッド脇にリハビリセンターのテレビを置くことができたので、DVDプレーヤーを家から持っていって、センターにある映画を見たり、テレビを見たりもできていたので本人は結構満足していたようでした。

 

週末はトイレ以外はあまり予定がないので、娘と二人泊まりがけでリハビリセンターに行った時は、できるだけ旦那を連れて外に出るようにしていました。

余談ですが、この時期は私の一日の歩数は1万5000をこす日がほとんどでした(笑)。

 

続きます。