ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(35)

*入院23日*  看護婦さんに手伝ってもらって、旦那は今日も車いすに移動して同じフロアをあちこちいってみたようでした。

足の感覚は全くないはずなので、本人も薄々は一生車いすということに気づいているとは思うんですが、今のところ本人から直接そのことに関して質問されることはありませんでした。

 

下半身の感覚がないということは、熱いお茶がかかったり、寒いところにずっといたりしても何も感じないということで、本人や周りの人が気をつけないといけないそうです。

普通であれば足やお尻を無意識に動かして血の巡りをよくしているところですが、それもできないので、寝ている時は3〜4時間ごとに体のポジションを変えたり、車いすに座っている時はお尻にかかる圧力をできれば30分毎にお尻を軽く持ち上げて軽減してあげる必要があるそうです。

旦那本人はもちろんのこと、介護する私もたくさん勉強する事がありました(まだ勉強中ですが・・・)。

 

大変な事ばかりですが、私を心配してくれた日本の姉が、急遽お仕事を休んでカナダまで会いに来てくれる事になりました!旦那や私、娘にもたくさんお土産を買って行くからね、と連絡があった時は、本当に嬉しくて涙が出そうでした。電話ではよく話をしていたんですが、私が精神的にやられてしまうんじゃないかと相当心配してくれていたようで、単身日本から1週間ほどですが来てくれることになりました。

姉妹・兄弟って本当にいいものですね!

 

続きます。