ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(33)

*入院3週間目パート2*  バランスをとる練習を暫くしたのち、ブレーキの掛け方や進み方など細かいところの練習もしました。

セラピストさんがチェックして旦那がクリアした箇所を書類に書き込んでいって、一通り最初のトレーニングが終わった時に、同じフロアであれば一人で車いすで移動しても良い、という許可がおりました。

エレベーターを使って他のフロアに行く時はまだ付き添いが必要ということでしたが、これで私が付き添えない平日でも、同じフロアなら自分で部屋から好きな時に出て自販機で飲み物を買ったりできるようになったので、本人も嬉しそうでした。

 

付き添いがいれば他フロアへも行けるので、早速ナースステーションに声をかけて、同じ病棟の3階にあるカフェにコーヒーを買いに行きました。

私にしてみれば何度も通っているカフェなので何も目新しくないですが、旦那にしてみれば初めて目にする他のフロア、待合室、カフェなどで、コーヒーを買いに行く途中キョロキョロしてちょっと興奮して見えました。

この日は他フロアに行くのが楽しかったのか、コーヒーを二回も買いに行きました。

 

帰る前に血液専門のお医者さんが病室に来て、旦那の状態について、

「頭と胸にある小さな血栓の治療の方針をこれから決めていきます」

と教えてくれました。

どちらも小さいので心配する必要はあまりないですよ、と念を押してくれましたが、私としてはそれでも気がかりで、早く治ることを祈るばかりでした・・・

 

続きます。