ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(54)

カナダの学校は「Pro-D Day」という、先生たちが勉強するために学校が一日お休みになるシステムがあり、娘の学校はこのプロディーデイがよく金曜とか月曜とか、土日にぶつけて連休になることが多いです。

春休みや夏休みが終わってすぐの頃は別として、大体このプロディーデイが毎月1回あるので、学校が3連休になった週は、娘と従姉妹の家に2泊させてもらってリハビリセンターまで毎日ゆっくり行くことができました。

リハビリセンターから従姉妹の家までは車で30分ほどなので、4時間半もかけてくるよりだいぶ楽でした〜。なんといっても朝7時に起きてゆっくり朝ごはんを食べてから出かけても9時半くらいにはセンターに到着することができたので、旦那のお見舞いも丸1日できて旦那の退屈凌ぎにもなったと思います。本当に従姉妹家族にもお世話になりっぱなしでした。

 

ちょうど同室の患者さんが退院したばかりだった3連休は、気兼ねなくゆっくり病室で3人で映画を観たり、近くのスーパーに買い物に行ったり、レクリエーションルームでダーツをしたりビリヤードをしたりして、楽しく過ごしました。

 

旦那のもう一人のお姉さんと息子(甥っ子)もお見舞いにきてくれて、旦那も嬉しそうでした・・・別々の場所に住んでいるので普段はあまり会うこともないお姉さん達とのしばらくぶりの再会だったので、近況報告を聞きながらたくさん笑ってお喋りして、気分も多少リフレッシュしたのではないかと思います。

 

とはいえ、まだ肋骨(両側)と背中の傷が痛いようで、ふとした瞬間に車いすの上で体をやや丸めるようにして痛みを耐えたりすることも多かったです。

しばらくすれば落ち着くことも多かったですが、どうしても痛みがひどい時には看護婦さんにお願いして追加で痛み止めを出してもらって飲んでいました。

当時はまだ怪我が治りきっていないんだなぁと思っていたんですが、その割には釣り上げてもらってベッドから車いすに移動する時や、フィジオセラピーで体を動かす時などはとくに痛い風でもなかったので、今思うと傷自体が完全に直っていなくて痛いわけではなく、もしかしたら退院後の今も時たまある神経痛のような感じだったのかもしれませんね。

 

続きます。