ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(50)

リハビリセンターでは病院にいた時よりも車いすに乗っている時間が長くなるので、履きやすくて軽い靴を持ってくるように旦那に頼まれました。

足を動かして靴を履くことができないし、きつくてもわからないので、安全策でいつものサイズより1つ大きいサイズの靴を買うことにしました。硬いフットレストにずっと素足を乗せておくのはやはりあまり良くなさそうだし、気をつけないと壁や何かにぶつけて最悪爪先を骨折することもありうるので、車いすに座っている時は靴は必須だと思います。

スリッパの方が履かせるのが楽で良いかと思ったんですが、実際に履かせてしばらくすると何かの拍子に抜けてしまうことが多かったので履くのはやめました。

クロックスも軽くて履かせるのも楽な上にバンドを後に回せば抜けてしまうのも防げるので、リハビリセンターにいる時はクロックスばかり履いていました。

が、自宅に戻った後は、クロックスでは車いすから車へ乗り換える時に車のフレームに引っかかって抜けてしまうことが多いと判明したので、今はスニーカーに落ち着きました。足を持ち上げる時にスニーカーのベロとところを持って引っ張り上げることもできるので重宝してます!

 

とりあえずウォルマートで買った靴をリハビリセンターに持っていき、この日はみんなで病室のテレビで映画を観て、再度スーパーに買い物に行きました。

旦那は特に欲しいものがあったわけではなさそうですが、やはりまだ一人で外出するのは傷が痛む場合もあるし車いすもまだ乗りこなせていないので、私がいる時にできるだけ外出したかったんだと思います。

 

ちなみにこの日は、水分はたくさんとっているのにおしっこがあまり出ていないので、旦那はちょっと心配そうでした。この頃はまだおしっこの管が入りっぱなしになっていて、チューブを通して袋に溜まるようになっていました。ベッドにいる時はベッド脇に袋をひっかけておいて、車いすに乗っている時は車いすに引っ掛けるかふくらはぎあたりにバンドで止めたりしていました。

つまり、言い方は悪いですが垂れ流し状態だったわけです。

看護婦さんがことあるごとに「もっと水飲んで!もっと水分取らなきゃ!」と言っていたので、旦那もコーヒーや水を沢山とっていて、夜のうちにおしっこが1リットル以上も溜まることも多かったんですが、この日は午後いっぱいで100ccほど溜まっているだけで、看護婦さんにもチューブがちゃんとしているか確認してもらったりもしたんですが、結局この日はなぜかあまりおしっこは出ないままでした。

 

この後しばらくしてからチューブを入れっぱなしにする方法から、自分で時間を測って管を入れておしっこを出す自己導入法になります。おしっこに関してはいろいろ書きたいことが多いので(笑)また別の機会に詳しく書きたいと思います。

 

さらにこの日、旦那は1ヶ月あまり後の3連休に自宅に一時帰宅したいらしく、お医者さんに大丈夫かどうか聞いてみると言い出しました!まだ家のリノベーション何もできてないのに・・・しかもまだ外泊できるほど車いす生活に慣れているとも思えないのに・・・

まぁ結果だけ言うとお医者さんからは「まだ早いです」と一蹴されたんですけどね(笑)。

 

続きます。