ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(30)

*入院19日目*  従姉妹の家でゆっくりとみんなで朝ごはんを食べてから病院へ向かうと、病室にはすでにwがまたお見舞いに来てくれていました。

旦那はこの日も大きい車いすに座っていて、まぁまぁ元気そうでした。これから徐々に車いすに座っている時間を延ばしていくそうで、足が直接メタルのフットレストにあたっているとあまりよくないので、緩めの靴かスリッパを持ってくるように頼まれました。

ずっと同じ場所に圧がかかっていると、そこから床ずれになるそうなので、寝ている時だけでなく、車いすに座っているときも注意が必要だそうです。

 

wと二人で飲み物を買いに行くという口実を作って、旦那がいないところで昨日の旦那の様子などをwに聞いてみました。

w曰く、旦那は病院を退院したら何をする・これをする、という話をして、やはりこれからずっと車いす生活になるとは思っていない(もしくはその可能性もあるのがわかっていながら、頭で否定している)ようだ、という事でした。

また、保険や給料引き落としのカナダの年金などの心配をしているようだよ、と教えてくれました。

 

この頃から、どうやって旦那に車いすのことを切り出すか毎日考えるようになっていました。日本のようにお医者さんから言ってもらうのか、それとも家族が言うのか・・・

結論から言うと、後々お医者さん・セラピストさん・旦那・私でミーティングががあって、そこではっきり告げられるんですが、それはまだもうしばらく後の話です。

 

その後は、旦那の病院のご飯がいかに美味しくないかなどの他愛もない話をして過ごしました。

 

続きます。