ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(34)

*入院22日目*  朝早くに旦那から、先日持っていったiPodからメールが入る。何事かと思って急いで見てみると、何とはない、持ってきて欲しいものリストでした。

古いiPodからのメールなので遅い、写真がなかなか送れないなど文句を言っていた旦那ですが、スマホはまだ持っていってないのでとりあえずiPodを使っているようでした。

容量があまりない古いiPodだったので、今思うと、きっと相当イライラしながらメールをしていたんだろうなとちょっと申し訳なくなります。

 

病院生活は夕方5時くらいに夕食を食べたあと薬を飲むと眠くなるということで、7時にはぐっすり寝てしまって、次の日の朝は6時くらいには目が覚める、ということでした。

朝ご飯までには時間があるので、その時にメールで連絡をしてくることが多かったです。

テレビもあるにはあるのですが、部屋番号でオンライン契約が必要なシステムでしたので、いつ部屋が移動になるかわからない旦那の場合、いちいち契約をやり直しするのが面倒だったので契約しないことにしました。そのせいで、この時はiPodをいじるか、3階のカフェにコーヒーを買いに行くことくらいしか、時間を潰す手立てが無かったようです。

怪我する前までは読書中毒と言っていいほどいつでも本を読んでいる人だったんですが、今の状態では、寝ている時も車いすに座っている時も本を支えづらいから、という理由(本人曰く)で、全く読んでいないようでした。

 

そしてやっとこの日、脊髄損傷集中治療室から一般病棟に移動になったということで、少しづつ時間と共に怪我も回復に向かっているようでした。今度は9階の部屋なので眺めもいいよ、ということでした。

 

続きます。