ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(36)

*入院24日目*  朝早く自宅を出て、日本から到着する姉を迎えに娘と空港へ向かいました。

 日本から5泊7日という弾丸旅行でカナダまで会いに来てくれた姉とできるだけ沢山話ができるように、病院まで電車で20分ほどのところにホテルをとりました。

 

空港からまずはホテルにいってチェックインし、スーツケースなどを置いてから3人で旦那のまつ病院へ向かいました。

 

旦那はだいぶ以前と同じような、きちんと現状が把握できている感じになってきていて、姉とも普通に話す事ができました。

「お姉ちゃんからたくさんお土産もらったよ!」というと、旦那は子供のように無邪気に喜んでいました。旦那には内緒にしていたのですが、なんと娘が旦那のために、旦那の大好物だった日本の「レモンウォーター」を姉に買ってきて欲しいと頼んでいたんです!日本に帰ると毎回いちばん最初に飲むペットボトル飲料がこれ、というほど好きなドリンクだったので、「これも貰ったよ!娘がわざわざ頼んだんだよ!」と言って取り出すと、嬉しそうににっこりして、「元気になったら飲むから取っておいて!」と言っていました。

 

この日はまた車いす⇄ベッドの移動トレーニングを30分くらいしました。前回使用した釣り上げ式でなく、ベッドの端に腰掛けて、お尻の下に細長いツルッとした板(トランスファーボードというそうです)を差し込んで、それの上を滑って車いすに移動する、という移動方法になっていました。気をつけないと、前のめりに倒れてしまうのでまだまだ練習が必要そうでした。

 

この日は午後5時過ぎまでみんなで楽しく病室でおしゃべりしたあとホテルに戻りました。本当に姉のスーツケースは80%以上お土産で埋まっていて、カナダ在住には嬉しい日本食材(美味しいお味噌、ゴマ、コンソメの素、ウェイバー、マヨネーズ、ぜんざいなどなど!)もたくさん持ってきてくれていました!お土産は嬉しいし、姉とゆっくり話せるのも嬉しいし・・・本当に家族ってありがたい!と改めて思った日でした。

 

続きます。