ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(31)

*入院20日目*  車いす3日目の今日から、付き添いがいれば同じフロアなら移動OKの許可が出ました。

この病院に入院してからずっと自分の病室から好きなように出ることが出来なかったので、同じフロアだけとはいえ、病室から出られるのが相当嬉しかったようです。

 

元々あまりひとつの場所にじっとしている人ではなく、フットワークも軽い人でしたので、ずっと病室に一人でいて動けないことで相当ストレスが溜まっていたのかもしれません。

 

この日は何度も私に車いすを押して病院巡りをするように頼んできました。明日からトレーニングが始まるということで、トレーニング室の確認や、ナースステーションの場所、エレベーターの場所、自販機の場所など確認して周りました。

 

旦那からまた色々と持ってきて欲しいものリストをもらい、再度携帯を持ってくるように頼まれました・・・

携帯があると、まだ夢と現実がごちゃ混ぜになっている状態で仕事先に電話をしそうなので、できるだけ色々と理由をつけて持ってこないようにしていました。ただ、確かにメールができると連絡を取るのがとても便利なので(今まで病院に電話してつなげてもらっていた)、こっそり、携帯の代わりにiPodを持ってきてみよう、と思っていました。

 

看護婦さんには、また部屋を移動することもあるからあまり貴重品は持ってこないように言われていました。脊髄専門集中治療室から一般病棟へ移れるのはいつ頃なのかはぜんぜんわかりませんでしたが、まだ背中の傷も生々しく、肋骨の骨折が治っているとも思えなかったので、明日からのトレーニングは早すぎる気がしてとてもびっくりしました。

リハビリは早い方が良いのだろうとは思いますが・・・

 

明日は娘が学校なので、いったんこの日自宅に戻り、また明日改めて一人で来ることにして帰路につきました。

 

続きます。