旦那の脊髄損傷箇所とその後遺症
一言で脊髄損傷といっても、怪我をした部分によって回復後の運動機能やその他後遺症など、大きな差がでます。今日は旦那の脊髄損傷箇所とその後遺症について書きたいと思います。
旦那が怪我をした箇所は脊髄のT6あたりとT10で、首に近い6の方はボルトで固定してあります。背中の傷は縦に15センチくらいのがあり、それ以外は特に残った傷もなく、車いすにはなりましたが相当運は良かったと思ってます。
旦那が手術をした翌日あたりに、病院のソーシャルワーカーさんが脊髄損傷した患者さんのご家族用パッケージをくれて、待合室で色々と説明してくれました。
パッケージには、病院近くのホテル一覧表、メモ帳、脊髄損傷箇所とその後遺症についての詳しい説明など、便利なインフォメーションが入っていました。
旦那が怪我をした箇所はT6からT12のエリア内で、パッケージに入っていた説明によると、
・怪我のレベルによっては腹筋と背筋に影響あり
・通常は下半身麻痺
・上半身の運動機能は通常問題なし
・座位でのバランスがとることができる
・咳をすることができる
・排尿、排便は僅かまたは自分では全くコントロールできない(器具や助けが必要)
・自力で車いす利用が可能
・ブレースなどの器具を使って立ったり歩行も可能な場合がある
ということでした。
旦那の場合、おへその上の皮膚は触られても感覚がないそうですが、ある程度腹筋を使う事ができ、最後の「立ったり歩いたり」以外はほとんど当てはまってました。
旦那がまだ昏睡状態のときは、この最後の「立ったり歩いたり」ができるようになるのではないかと期待していた覚えがあります。
結局は車いすが絶対必要になりましたが、今の旦那はトイレとお風呂のヘルプ以外、大体の事は自分一人ですることができるようになりました!もちろんできないことも多々ありますが、昏睡から覚めた時の状態と比べると段違いの差です^^
まぁ一人で色々やりすぎて失敗も時々ありますが・・・