ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(10)

翌日、朝早くに娘と二人で病院に向けて家を出発しました。

 あまり眠れなかった上に食欲がないので体調はあまり良くありませんでしたが、娘がいっしょに居てくれて何かと元気付けてくれるのでだいぶ心強かったです。

 

午前中になんとか旦那が移送された病院に到着し、急いで受付で旦那のいる部屋番号を教えてもらいました。

 

「旦那さんは今別棟の2階にあるICU(集中治療室)にいます」

 

大怪我だとは思ってましたが集中治療室にいると言われてまた血の気がサーッと引きました・・・

 

大きい病院内で迷いつつも集中治療室のあるエリアに到着、硬く閉ざされた集中治療室のドアの前にあるインターコムで旦那の名前を告げると、中から看護婦さんがドアを開けてくれました。

 

中に入るとすぐに手洗いと消毒をするように言われ、その後ガラス張りの個室の前をいくつか通り過ぎて行った先にある6番の個室のベッドに、旦那は横になっていました。

 

何かあったらすぐにわかるようにガラスのドアも開け放たれていて、担当の看護婦さんもすぐ脇のデスクで仕事をしていました。

 

ベッドの周りには何台も機械が並び、壁からは沢山のコードが出ていました・・・

 

続きます。