ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(9)

旦那を乗せた救急ヘリが見えなくなった後、すぐに娘を車に乗せて一旦自宅に戻りました。

 この時点で午後8時過ぎ。すぐに自分たちの荷物をまとめて旦那が向かった病院に行く事を考えていたんですが、旦那の家族に「気持ちはわかるが今日はもう遅いし、慣れない道でちえきちが事故を起こした方が大変だから」と心配されました。

 

旦那が向かった病院は、私の家から大体4時間半ほどかかる場所にあるので、確かに気持ちが落ち着かないまま夜の道を走るより、一晩寝て翌日朝早くでた方が安全かも。娘も長い1日だったからゆっくり寝かせてあげたいし・・・

 

どうしようか悩んでいたら、見知らぬ電話番号から私の携帯に電話がありました。

 

急ぎ電話に出てみると、なんと移送先の病院からで、旦那の手術が明日の朝一に決まったという事でした。

 

結局なんだかんだ相談した結果、翌日の朝早くに家を出る事にしました。

 

お風呂を済ませて娘を寝かしつけ、自分もベッドに入りましたが色々考えてしまってなかなか寝つけませんでした。

 

たった12時間前は一緒に庭の掃除をしていたのに、今は何百キロも離れた病院のベッドで明日の手術を待っている旦那・・・

 

大丈夫、専門のお医者さんがきっと治してくれる!足も動かせるようになるはず・・・と半ば自分に言い聞かせつつ、ベッドで横になっていました。

 

今思い出しても本当に長い1日でした・・・

 

続きます。