ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(47)

*病院退院!*  小一時間ほどのファミリーミーティングが終って病室に戻ると、急いで退院の準備をしました。

退院といっても、この後はすぐに病院から車で10分ほどのところにある車いす専門リハビリセンターに入院なので、家に帰れるわけではもちろんありませんでした。

が、病院から出られる・家に帰るまでのステップが一つ進んだ、と言うこともあって旦那は始終嬉しそうでした。ついさっき、あなたはこれからずっと車いすですよ、と言われたばかりなのに・・・

メンタル強めの旦那に改めて驚きました。

 

旦那は病院間移動用の救急車で移動なので、私は旦那の私物を持って自分の車でリハビリセンターで向かいました。

このリハビリセンターはこの辺では脊髄損傷リハビリセンターとして昔から有名で、大きい公園に囲まれた住宅地の中にあり、すぐ隣にはショッピングセンター(大きいスーパーと、コンビニ、レストランが2つ、1ドルショップ、銀行などがある)がある、なかなか環境の良さげなところにありました。

 

リハビリセンターでは病院にいた時よりももっと軽量の車いすになり、移動が楽そうで旦那も喜んでいました。ここでは二人部屋でしたが、それも気にならないくらい広めな病室でした・・・まぁここの患者さんはみんな車いすなので広いのは当然といえば当然ですが。

 

ここにどのくらい入院するかはまだわかりませんでしたが、何はともあれリハビリに集中して一刻も早くお家に帰れるように頑張ろうと話をして私は一人家に帰りました。

 

ただ家に帰るとはいっても、家の方も車いす用にリノベーションが必要なので、そちらも進めなければならず、やる事はまだまだ山積みでした。

 

続きます。