ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(46)

10分の休憩後、改めてファミリーミーティングを再開しました。いよいよ担当のお医者さんから、手術後の怪我についてとこれからについてお話しがあります。

改めてレントゲンを見ながら説明してくれたお医者さんによると、旦那の場合、脊髄のT6に軽い損傷、さらにその下のT10が激しく損傷しているとの事。

現時点でおへそから下の感覚なし、排尿・排便は自分ではコントロール不可能ですと言う話の後、

「そしてこれ以上足が回復する見込みはありません。旦那さんはこれから車いすでの生活になります。」

とこの時初めて告知されました。

 

私はわかっていたものの、トンカチで頭を殴られたような衝撃があったのですが、ちらりと横にいる旦那を見てみると、概ね冷静に(外見は、ですが)受け止めているようでした。

自分でも薄々気がついていたんだろうと思いますが、約1年後に旦那にいつはっきり車いす生活になるって思ったの?と聞いたところ、やはりこのファミリーミーティングで告知された時だったそうです。

 

その後は頭と胸の血栓について(治療続行、小さいのであまり心配ないなど)、さらに両セラピストさんから体の回復状態についてお話しがありました。

 

冷静に受け止めている旦那を見ながら、これからのリハビリも大変だけれども、家族みんなでサポートしながら乗り越えていこう!と私も気合が入った日でした。

 

続きます。