ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(38)

*入院26日目*  そろそろ看護婦さん達との会話から、旦那もこれからについて色々と疑問に思う事が多くなってきたようです。

病室に到着すると、昨晩トイレ(大)がちょっとあったので、お腹の張りも少しマシになっていたようでした。ただ、肩が痛いという事で、機嫌は決して良くはなかったです。

タバコも吸いたいとブツブツ言っていました・・・

 

以前は一日に一箱は必ず吸うほどのヘビースモーカーでしたので、昏睡から覚めて頭がクリアになるにつれて、タバコが吸いたくなってきたようです。

ただ、もちろん病院内は禁煙だし、外に一人でいけないので今はまだ吸えませんが・・・

 

肩の痛みとタバコが吸えないストレスでイライラしていたんだと思います。

 

また、看護婦さんがオシッコをする際に使う管の使い方などを旦那に教えてくれたようなのですが、何故自分がそんな事を学ぶ必要があるのか不思議に思っていたようです。

「看護婦さんが俺が一生車いすのような感じで話すんだよね・・・」

と言われた時は、心臓が大きく跳ね上がりました・・・

 

数日後にファミリーミーティングがありますとお医者さんから言われ、その時に本人にもはっきり状況を説明します、と言われていました。本人がどう受け止めるか、落ち込んで自暴自棄になるのではないかと色々不安でしたが、全て受け止めてそこからまた始めよう!と心に決めて、自分がネガティブにならないようにしていました。

 

続きます。