ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(57)

リハビリセンターでのファミリーミーティングがある為、この日は一人日帰りの予定でセンターへ出かけました。

センターへ向かう途中で知らない番号から着信があり、途中で車を止めて電話をかけ直してみると、なんとセンターの婦長さんからの電話でした。

看護婦さんによると、昨夜旦那が急の発熱と冷や汗に見舞われ、どうも何かのインフェクション(感染症)にかかった恐れがある、という事でした。

その為、昨晩遅くに以前いた病院に検査のため移動していました・・・

もちろんこの日のミーティングは延期で、病院にどのくらい滞在することになるかも現時点ではわからないということでした。

 

ひとまず私はセンターに向かい、旦那の携帯とチャージャー、その他必要な身の回りのものだけをまとめてから病院へ向かいました。

 

病室に入ると、旦那はぐったりした様子でベッドに横たわっていました。熱はだいぶ引いたようですが、体はだるそうだし食欲もないということでした。

この日は結局検査をして結果待ちの状態だったので、私は午後遅くまで病院にいて一旦帰宅しました。

 

後日電話で確認したところ、今回の感染は

「尿路感染症

だったそうです。

 

尿道に細菌などが入って引き起こす感染症のようです。この頃の旦那のようにおしっこの管がずっと入っている場合や、自分で排尿する際に自己導入の管を使う場合でも、これからは気をつけないといけない感染症らしいです。

通常であればおしっこをする時に痛みなどがあるようですが、下半身の感覚がないので感染しても分からず・・・ただ突然高熱が出たり大量に汗をかいたり、旦那の場合はおしっこの中にごく小さい白い浮遊物が浮いていたりしました。

 

すぐにこの感染症にあった抗生物質を服用しはじめ、熱は次の日にはもう平熱に戻っていたようでしたが・・・

 

もしかしたら、少し前から旦那が言っていた「おしっこの量が少ない気がする」というのは、この感染症にかかりはじめていたからかもしれないなと思いました。

 

ネットで検索してみると、やはり下半身付随の場合のこの感染症は避けては通れないようです。感染しないようにするには腰回りは常に清潔に保ち、おしっこの管を自己導入する際なども手をきれいに洗ったり、性器部分も清潔にして予防するしかないのかな。

 

・・・実はこれを書いている今も、旦那は感染してます(涙)。

一昨日の午後から急に「寒い」と言い出して、数時間後には熱が39℃まで上がり、おしっこの色は濃くて量はちょっとだけ、ごく微量ですが白い物が浮いていました・・・

一瞬、「もしやコロナ!?」と思って焦りました!!

旦那はきっと尿路感染症だよというので、急いで以前も服用していた抗生物質をドラッグストア内の薬局で購入し、昨晩一錠飲んだところ、今日は平熱に戻り本人もだいぶ楽そうでほっとしました。

今はコロナのこともあって、手洗いやらなんやらはきちんと行っているはずなんですが、一体どこから感染したのか・・・

 

気を付けても100%安全という事はやはりありませんね。気をつけよう。

 

続きます。