ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

勝手だけど小さな幸せ

旦那が車いすになってから生活はもちろん一変したんですが、だからと言って全てが悪い方向に進んだわけではないと思います。もしかしたら自分が車いすじゃないからそんな事を言えるんだ、と思われるかもしれませんが・・・

旦那は職業柄、休みは平日がほとんどで、私や娘が休みの土日や祝日は仕事ということがほとんどでした。もちろんクリスマスや誕生日、イースターやその他主要なお祝いごとはスケジュールを調整してお休みにしてみんなで祝ったりしましたが、土日にみんなで買い物とかお出かけってのはほとんどありませんでした。

出かけるのも朝早く、帰宅するとしばらくは一人でゆっくりして皆で夕ご飯、夜は外でタバコを吸いながら本を読んだりすることが多かったです。

 

車いすになってからは、お仕事はとりあえず休職扱いになっているので自宅にいるんですが、土日に行われるイベントに家族皆で出かけることができるようになり、娘もそして旦那本人も喜んでいるようです(旦那がずっと行きたかった土日に行われるスペアリブ祭典に去年初めて行けたので相当喜んでました。笑)。

先日ブログにも書きましたが、フェンスを立てたり、また娘と花のハンギングバスケットを作って庭を飾ったりと、娘とゆっくり過ごす時間もでき、側から見ていてほのぼのしました。

タバコもやめて、読書もそれほどしなくなったので(老眼が進んだようです)、夕ご飯を食べた後は二階に上がって娘とネットフリックスで映画を観たり、宿題をみてあげたりして過ごしてます。

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つまり、旦那が車いすになってから『家族として過ごす時間』や『家族で楽しむイベント』が格段に増え、ふと『こういう時間って小さい幸せだなぁ』と。大した事じゃないんですが、何気にほのぼの幸せ・・・と思うことが増えた気がします。

ただ、旦那本人に取っては、もしかしたらそんな小さな幸せよりも普通に歩ける方が幸せだ、と思うかもしれませんので、はっきり言ってこれは普通に歩ける私の勝手に感じる小さな幸せなんだろうなと。私がもし車いすになって旦那に同じようなことを言われたら、「確かに家族で過ごせる時間が増えたのはいいけど、歩けるようになればもっといい!」とか言いそうだしな〜・・・

 

まぁでも概ね自分の背丈にあった幸せ率で暮らしていると思います。

 

続きます。