ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(89)

旦那が車いす生活になってから、家はもちろんその他旦那の生活エリアの諸々で旦那が以前と変わりなく生活できるようちょこちょこ改装したり手を入れたりしてきてます。その中には買い替えが必要だったものももちろんあります。

オールカラー 写真でわかる移乗・移動ケア

オールカラー 写真でわかる移乗・移動ケア

  • 発売日: 2018/04/12
  • メディア: 大型本
 

それは、自家用車!

以前我が家で乗っていた車はSUVタイプで、車いすを載せても十分に他の荷物も載せる余裕があったんですが座席が高めでした。車いすから旦那がトランスファーボードで移動するには車の座椅子と車いすの高低差がありすぎて、しかも座席同士のギャップが結構な距離あったので以前の車には旦那は乗れませんでした。なので一時帰宅の時は義母の乗用車を借りてお迎えに行ってました。

 

旦那が自宅に戻ってから一緒に色々リサーチしたんですが、前の車のまま車いす対応に使用とすると、車の椅子が電動で車外に出て車いすから移動できるタイプくらいしかありませんでした。そしてもちろん高価!

それ以外は、車の後を改造してリフトで車いすごと後部に乗れるようにするタイプ・・・まぁこれも高価です。車いすからの移動がないので楽でいいかと思ったんですが、高さが十分に取れるかどうか・・・また旦那が果たしてドライブ中快適なのか・・・と悩んでました。

他のオプションとしては車の買い替え。横がスライディングドアになっているバンタイプの車であれば、スロープをつけるかリフトをつけるかして、これも車いすのまま車に乗れるようになる、という。これも移動がないので旦那に負担はかからないんですが、車の買い替えにさらにリフトやスロープの取り付け+車いす用に内装の変更をすると・・・お金がない〜〜><

 

ということで、悩んだ結果、

「普通の高さの車で、旦那が助手席に移動が楽でトランクスペースが大きめのものに買い替え」

しようということになりました。

まぁ以前乗っていた車も結構年数経っていたので、買い替えするには良い時期だったんでちょうど良いといえばちょうど良いのかな、と。

 

早速ディーラーさんに行って色々話を聞いたり、実際に車をみて回ってみると、ありました!旦那のお眼鏡に叶う車が、2種類!

1つは真っ赤のバンタイプで、バンだけど車高は普通、トランクは車いす+荷物が十分に入るスペースがある!

2つ目は濃紺の乗用車タイプでトランクは上のより小さめだけどサイズ的には十分、そしてなによりハイブリッドなのでガソリン代が少なくて済む!

値段的には赤いバンの方がちょっとだけ安めだったんですが、試乗したりして二人で相当悩んで決めたのは・・・やっぱりガソリン代が抑えられるハイブリッド!

 

今のところ旦那が車への移動時に問題があったりということは皆無で、車自体もスムーズで快適です。ガソリンも以前の車に比べて驚くほど減りが少ない!!今更ならがハイテクにびっくり(笑)!一度ガソリンを満タンにすると、ほぼ900キロくらいいけるという・・・!我が家の生活パターンで言うと、2〜3ヶ月はもつ感じです。最後にいつ入れたか忘れるくらいの頻度です。

 

もう少し旦那が車いすでの生活に慣れたら、自分でも運転できるように特別な免許の講習も受けたいそうなんですが、それはもうちょっと先の話ですね。そうなったらまた車に多少手を入れなければならないそうなので・・・(手でアクセルとかブレーキとか操作できるようにだと思いますが)

 

とまぁ、車を車いす対応として買い替えしてしばらくは全く問題なかったんですが・・・

 

続きます。