ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(84)

旦那がリハビリセンターで移動の練習をしている時に、以前車いすバスケの漫画を読んでリハビリセンターで床から高いところに移動する練習と、車いすから同じ高さのマットに移動する練習をしている描写を見たのを思い出していました。

漫画では車いすからベッド(マット)に移動する際、特に何も使わず移動の練習をしていたんですが、旦那はこちらのリハビリセンターにいた時から、「トランスファーボード(スライディングボードともいうらしい)」なるものを使って車いすからベッドなどに移動していました。

薄いけど固い木でできている両側が丸みを帯びた物で、表面はツルツルに加工されている物なんですが、移動時に片方をお尻の下に入れて、もう片方を移動さき(例えばベッドの上など)に置いて、その上をお尻を滑らせるように動いて移動する、という車いすサポートグッズですね。

リハビリセンターにいた時はセンターのものを借りていたんですが、家に帰る前に2枚、自分用に購入することになりました。

短めのもの(60センチ位)と長めのもの(80センチ位)。2枚で確か150ドルくらい・・・でも保険で100%カバーできた(嬉)!

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現在使っているトランスファーボード(短め)

短めのものは、家の中でベッド⇄車いす、また車いす⇄シャワーベンチの移動に毎日毎日活躍している優れものです。お尻をスライドして移動できるので、サポートもほぼしなくて平気です(一応、前に転ぶのが怖いので前に立ってますが)。

そして長い方のトランスファーボードは、車いす⇄車の移動用です。

車の助手席に移動する時は、車いすとベッドのようにぴったりくっつけることができないので、結構幅がありますよね。でもこの長めトランスファーボードだと、車への移動もだいぶ楽です!

最初の慣れない頃は、車いすから車に移動する際に使ったこの長めトランスファーボードを車にしまい忘れてしまったりした事もありました・・・昨日ベッド購入についてブログを書いたんですが、実はこのベッドを購入した帰りに、このトランスファーボードを車後部のトランクの上に置いたまま忘れて出発し、家に帰ったらボードがないのに気がついた!ということがありました・・・(泣)買ったばっかりだったので、急いで通った道を逆戻りしてみたら、家から5分くらいの坂道カーブの端っこに落ちてました(汗)!落ちたのも全然気がつかなかったんですが、後に車とかいなくてほんとよかった・・・と思いました。

 

ちなみに、このトランスファーボードはズボンやパンツなどを履いていないとなかなか移動できません。お尻丸出しの状態だと、如何に乾いていても板と肌の摩擦で全然動けません^^;経験者は語る・・・

 

続きます。