車いす旦那の靴選び
今回は旦那の靴選びについて。以前から身なりにはあまり気を配らない旦那は、靴も実用一点張りで、いつも正装用が一足、普段用が一足、ハイキング用が一足、というような、最低限の靴だけで生活してました。
車いすとなって自宅に戻った後は、まずもともとそんなに持っていない靴の中から、車いすでも履ける靴を探しました。ちょっときつい靴や履きづらい靴、重い靴などは避けるようにして、軽めで履きやすく楽なものが良いとリハビリセンターの看護婦さんに聞いていたからです。
旦那は足が動かず感覚がないので、自分の前の靴を履いてもきついのかどうかがわからず、とりあえず爪先を押してみてサイズの確認をしたりしました。私はそれならいっそのことサイズが２〜３大きいものにすればゆったりしていいのではないかと思ったんですが、大きすぎる靴は逆に車いすのフットレストからはみ出しすぎて、爪先が壁やなんかにぶつかることが多くなるのでダメと言われました・・・なるほど・・・
そしてあちこち靴屋さんにいって色々試着した結果、今はメインで履いているのはスニーカーです。
一番の理由は・・・
履きやすい（履かせやすい）！！
靴紐を緩めにして紐を縛っておけば、旦那に靴を履かせる時にスニーカーのタンの部分（足の甲にあたるところ）を引っ張りつつ、靴べらを使うとスポッと足が入るのです！
靴紐が緩めなので爪先もキツくないし、通気性が良いものを選べば蒸れないし、靴自体も結構軽いのでいい事だらけ！
さらに車に乗る時も、車いすのフットレストから片足をまず車の中に動かす際にも、スニーカーのタンを掴んで足を持ち上げる事もできるので便利です＾＾
二足目によく使う靴は普通のスリッポンタイプ。ものすごく通気性が良くてスニーカーより軽いんですが、移動の際、スニーカーのようにタンがないので足を動かす時に靴を持っての移動が難しいのだけが難点です・・・
アウトドアサンダルもいいかなと思ったんですが、以外に履かせるのが難しい上に、車いすから車などに移動する際、引っかかってすぐに脱げちゃうみたいでした。これと同じ理由で、履かせやすそうなサンダルはとりあえずみんな却下。どうも旦那的には、車いす⇄車の移動で靴が脱げてしまうのがなぜかストレスになるみたいです・・・人それぞれですね。
車いすになる前までは、仕事の関係で毎日革靴を履いていた旦那は、明日の爪が驚くほどの巻き爪になっていたんですが、車いすになって楽な靴を履いて足もとに余裕が出たら、なんと半年足らずのうちにあれほど酷かった巻き爪がほぼ普通の状態に戻りました！
写真がないのが残念ですが、足の小指の爪なんて、ほぼペンチで爪を半分に折ったような形だったんですよ！
自分の足にぴったりの靴探しって結構大変ですよね・・・
