ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

一年で転倒4回・・・ビギナーだから?

旦那が車いす生活をする様になってからはや一年が経ちました。思い返して見ると、この一年で(私が知る限り)旦那は4回、車いすで転倒したり、落ちたりしました・・・車いす生活1年目のビギナーとしては、少ない方でしょうか。

移乗ボード トランスファーボード(ホワイト)

移乗ボード トランスファーボード(ホワイト)

  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

一番最初に椅子から転倒したのは、家に帰ってきてしばらくたったある日でした。二階に上がる電動椅子で二階に移動し、車いすに移動する際に、車いすのブレーキをかけ忘れて体重を欠けたため、車いすがずれて体が前のめりになり、電動椅子から転倒!

私はこの時一階から車いす用のクッションを持って二階に上がる途中だったんですが、ドスン!という音に驚いて上を見上げると旦那が腹這いになって床に転がっている!急いで二階に上がり、とりあえず旦那の向きをを変えて上半身を起こし、壁にもたれかけて座らせました。娘も呼んで、お尻のしたにクッションを入れて、そのまま旦那をクッションに座らせたままベッドまで引きずっていき、両脇の下に手を入れて二人がかりで旦那をベッドに引き上げました。

なぜかは分かりませんが、この時は

旦那が床に座る時間が長い→お尻に圧がかかる→床擦れになる

というほぼ強迫観念に近い思いに囚われていて、早く!早くベッドへ!みたいな感じで私だけ無駄に焦ってました(笑)。

 

2度目は家でシャワーを浴びた時。まだ改装していないので、シャワーの中に介護用ベンチを入れ、シャワーの入り口に車いすを横付けしてトランファーボードで移動しているんですが・・・無事シャワーを浴びてさぁ車いすに移動しようか、という時に、ベンチと車いすの間に渡したトランスファーボードからお尻が前にずれて、シャワーとバスルームの床の間に足をM字にした格好でドスンと尻餅をついてしまいました。この時も運よく、足にもどこにも傷や打身はなかったんですが、前回と異なるのはシャワー後で裸だったこと!服を着ている方が裸より体を持ち上げやすそうじゃないですか・・・?更に前回ほどスペースに余裕がなくベッドまで連れて行くわけにはいかなかったので、再度娘を呼んで二人がかりで車いすへ旦那を持ち上げました・・・足が骨折しなくてほんとによかった!

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3度目は私は一緒じゃなかったので、完全に旦那から聞いた話のみになります・・・

車いすでの一人外出もだいぶ慣れた頃、旦那は薬をとりに近くのドラッグストアに出かけました。その帰り、歩道が急に斜めになっている箇所を車いすで通りかかり、バランスを崩して車いすごと転倒(横向きに倒れた)したそうです。シートベルトもしていたので、体は車いすから放り出されず、頭も打たなかったらしいですが、後からみたら左手にちょっと切り傷ができてました・・・

この時も運よく、車の往来が多い道路脇の歩道で転倒したので、あっという間に道ゆく車が数台止まってくれて、旦那を車いすごと持ち上げて助けてくれたそうです。倒れた本人は「車の行き来が多くて助かったよ〜!」と喜んでましたが、私は逆に、『勢いよく車道に飛び出してたら轢かれていたかも・・・』とちょっとゾッとしました。

 

そして4度目はつい先日!二人で買い物に行った資材やさんで起こりました・・・

棚を見て広い通路を歩いていたんですが、通路の真ん中に1つ、大きなカートとその上に商品が載っていました。広い通路だったので別にカートを動かさなくても旦那の車いすが余裕で通れる幅があり、私は先立って歩いて行きました・・・そして次の瞬間振り返ってみると、なんと旦那の足が中に浮いているじゃありませんか!

後で聞いたところによると、カートをちょっと右後ろに動かそうと手をかけた時に、たまたまスマートドライブ(車いすの後についている電動補助器、車輪をトントンとタップすると動き出す)が動き出して、左手は後方向に、でも体と車いすは前に進み、その結果車いすごと後方に倒れた、というわけでした。

転倒予防の小さい車輪が車いす後方にもついているんですが、今回はゆっくりとはいえ勢いがよかったのか車いすごと後方へ倒れ込んだみたいです。

急いで駆け寄って旦那にどこか打ったところはないか確認するも、全然平気という・・・今回もはっきり言ってラッキーでした・・・

たまたま同じ通路にいた他のお客さんが、コロナウィルス予防のソーシャル・ディスタンスも物ともせず、助けてくれてまた二人掛かりで旦那を車いすに戻すことができました。

いや〜、本当に助けてくれてありがとうございました!!

 

この先も車いすでの転倒はゼロにはできないと思うんですが、注意をしすぎるということはないですよね。転倒して頭を打ったりしたら目も当てられないし・・・

気を付けるしかないですね!!

 

続きます。