ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(80)

うちの旦那は以前からお腹がぽっこり(完全にビール腹)していたんですが、屋根から落ちて車いすになってから、ウエスト脇の両横腹もぽっこりしてしまいました。

車いすに座った状態で前からみると、おへその脇あたりがぽこっしている感じです。その上お腹もぽっこりしているので、はっきりいうとビヤ樽みたいな(笑)感じなんですが・・・

 

この横腹のぽっこりは、リハビリセンターでお医者さんに聞いたところ、「フローティング・リブが原因じゃないか」と言われました。

・・・フローティングリブって??

肋骨は背骨から体の前側まで続いて胸骨に繋がり、内臓を守っている骨ですよね。初めて知ったんですが、この肋骨、一番下の2本は胸骨に繋がっていないんですね。これがお医者さんがいうフローティング・リブ(浮いてる肋骨)なんだそうです。

 

旦那は屋根から落ちた際に肋骨も何箇所か骨折しているんですが、なんとこのフローティング・リブも骨折していたんだそうです。骨折が治るよう安静にしつつ、肋骨が元の位置に戻るようお腹にはゴムのコルセットのようなものを着けていたんですが、脊髄損傷でウェストから下の筋肉のコントロールができなくなったのも重なって、本来ならばもっと湾曲しているはずの一番下の2本の肋骨が、両側共に広がってしまったままになっている、という事らしいです・・・

 

病院にいる時はコルセットもしていたし、横腹よりも背中の傷の方に気を取られていたので全然気がつかなかったんですが、リハビリセンターに移動して半身を起こしたり、車いすに座っている時間が長くなってきた頃に、「あれ?なんか横腹がちょっと出てない?」と旦那も私も気がつきました。

お医者さんから上記のように説明を受けて、本人も別に痛みがあるわけじゃないとこの時は言っていたので、まぁぴったりしたシャツを着たらちょっと太って見えるけど、そんなに気にする程じゃないと思っていました・・・

 

続きます。