ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

車いすユーザーおすすめ?ワードローブ

私の旦那は以前から格好には大して気を使わない、適当な服装だったんですが、車いすになってからほんのちょっとだけ服にうるさくなりました。

それは流行とかトータルコーディネートがどうとか、というこだわりじゃなくて、パンツやシャツの形!

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リハビリセンターにいた時はほぼ毎日フィジオセラピーがあったので、程よくゆとりのあるジャージパンツを数本購入しました。足首が細くなっているものは、パンツを履く時に大変なのでストレートのジャージ。

ただ、ここで問題なのがチャック。ジャージはチャックがないですよね。そして車いすに座っている状態でトイレ(小、男性の場合)の用をたそうとすると、パンツを下ろす事ができないので、ウェスト部分を膝にむけて引っ張った上で下着をずらし、さらに自己導入用のカテーテルを挿入する必要があります・・・これがやってみると分かるんですが、二つの手だけでは難しいんです!

そこで経験豊富の看護婦さんがくれたのが、二つに曲げた針金ハンガー!片方をジャージのウエスト部分に引っ掛けて、さらにハンガーの曲がった方を車いすの両足の間のあたりに引っ掛けると、おしっこの間パンツを引っ張っていなくてもオーケーという!シンプルですが、これが以外に役に立つんです。

 

その後自宅に戻ってからは、長袖でも半袖でも、とりあえず胸ポケットが着いているシャツが必需品となりました。というのも、携帯やちょっとした物(エアポッドとか)を入れておくのにすごく便利だから、だそうです!車いすでの移動は、通常両手を使うので、はっきり言って何かを手に握ったり持ったりしたまま車いすで動くのは無理!なので、さっと物を入れて両手をフリーにできる胸ポケット付きシャツが現在は必須となっています。

 

さらに先日、カナダは初夏のような日が数日続いたので、久しぶりにショートパンツを着てみた旦那。すぐに「あ、これはダメだな・・・」となりました。その理由はまたしてもチャックがない!チャックがあるショートパンツもジーパン生地とかなら結構ありますが、旦那が持っているショートパンツはほとんどがゴム+ヒモのウェスト。つまり上記のジャージのように、おしっこ時にはウェスト部分を引っ張っておく必要があるんです。が、ジャージと異なるのはショートパンツはそこまで伸縮性がない、という事。曲げたハンガーを使っておしっこするのはほぼ無理・・・しかもショートパンツで長く外出すると、露出している両膝の日焼けがすごいことに・・・白人の旦那は日焼けするとすぐ赤くなり、ひどくなると水膨れなどが出来やすいので、ショートパンツはもうやめようか・・・という結論に至りました。

 

幸いなのは、うちの旦那は本当に服装には無頓着、という点。上記の基準(胸ポケット付き、パンツはチャックあり)をクリアさえしていれば、コストコウォルマートで安売りしているパンツやシャツで全然問題なし!でもたまに、カナダにもGUがあれば良いのに、と思います。