旦那が屋根から落ちた日(63)
旦那が脊髄損傷で車いす生活となってから初めて、ずーっと気をつけるように言われていた「床ずれ」に初めてなってしまった時のお話です。
ある週末、いつもと同じようにリハビリセンターへ泊まりがけで娘とお見舞いに行ってみると、お昼近くなのに珍しく旦那がまだベッドに横になったままでした。
どうしたのか聞いてみると、旦那はだるそうに
「何かの感染症に昨日からかかってるみたいで、昨日からずっとベッドに寝たままなんだよ」
との事。
前日から熱が急に出たため、お医者さんに検査してもらって今はまだ結果待ちの状態だったんですが、多分また尿路感染症ではないかと・・・清潔に保つようにしておしっこの際も気をつけているにもかかわらず、一体何度目の感染なのかと私はガックリ。感染すると体の他の部分にも負担がかかるのでそちらも心配でした。
「ずっと寝てるんだったら、ちゃんと枕を足(足首のしたに入れて、かかとにかかる圧を減らすため)の下に入れとかないと。」
と言ってずれていた枕をなおそうと毛布をめくって旦那の足先を何気にみると・・・
「あれ?右足の内側に小さい水膨れができてるよ・・・」
よくみると、右足内側の土踏まずのちょっと上あたりに、5ミリ程度の水膨れができていました。最初は火傷かと思っていたんですが、そんなところ火傷するわけないし・・・
ちょうど看護婦さんが入室してきたので水膨れについて聞いてみると、なんと”床擦れ”との事!旦那に聞いたら、前日に調子が悪くてずっとベッドに寝ていた時に、横向きで足が重なったましばらくいたのでそのせいだろう、と・・・そんなあっという間に床擦れができてしまうことに相当驚きました!
しばらくして水膨れが破けてかさぶたになったんですが、一年近くたった今でも、その部分は赤くなっていて完全に消える事はなさそうです。(汚い足ですいません><)
床擦れに関しては、毎朝両方のかかととお尻まわり、膝まわりなどをチェックしていますが、今のところこれ以降はラッキーなことに床擦れになってません。ただ、病気になってしばらくベッドに寝たままになる時はもっと気をつけなければいけませんね。
結局この週末は二日ともベッドに寝たままだったので、外出することもなく、病室でゆっくりしていました。体調が悪いのも検査の結果、やはり感染症だったので向こう1週間抗生物質を飲むことに。抗生物質を飲み始めるとすぐに熱も下がり、本人もだいぶ楽になったようでした。
続きます。