ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(75)

旦那が家に戻ってきてから1ヶ月後位にステアリフトを設置、晴れて二階で寝たりすることができるようになった旦那ですが、その1ヶ月の間はお風呂も大変でした・・・

以前も書いたと思いますが、我が家の一階のバスルームのドア幅は家の中で一番狭く、且つ二階のバスルームに比べて格段に狭いので、車いすで入る事ができませんでした。

おしっこはプラスチックのし尿びんに入れてもらって私が後からトイレに流せばいいですが、問題はシャワーでした!

 

リハビリセンターにいた時は大体週二回の割合でシャワーを浴びていたので、例え家のバスルームが車いすフレンドリーに改装してないとしても、週二回のシャワーは続けたかったんですが・・・一階にいる限り、バスルームに入ることすら出来ない・・・

 

色々考えたり、車いす会の方に聞いたりして、とりあえず二階に上がれるようになるまでは、市内のレクリエーションセンターのシャワーを利用する事にしました!

(二階のシャワーも改装が必要なんですが、とりあえずベンチを置いて改装しなくてもシャワーが浴びれるようになっています)

 

市内に5〜6カ所あるレクリエーションセンターのサイトを見て、どこが一番車いす用の設備が整っているかを確認し、一番良さそうなレクセンターに行く事に!

旦那が午前中の方が体力もあって良いというので、週末の午前中に行ってみました。カウンターで車いすで使えるシャワーだけ使いたい旨伝え、料金(確か3ドルくらいだった)を支払ってプールへ続く着替え室へ!

車いす用の着替え室は入り口も広く、中も3x5メートルくらいある広いシャワールームでもちろん中から鍵もかかる!入ってすぐ左には洗面台、その先には手すり付きのトイレ、さらに床が緩く傾斜しているだけのシャワーエリアとベンチ、左端には車いすの人を吊り上げる機械とベッドが!もちろんシャワーも車いすの人が届く高さにフックがあって使い勝手もバッチリ!

さすが!!

早速車いすからシャワーベンチに移動して、シャワーを堪能した旦那^^

この日は行きませんでしたが、このレクセンターにはプール(子供用、大人用、ジャグジー、サウナがある)もあって、子供用のところは車いす用にスロープがプールの中に続いていました。大人用のほうは、プール脇の椅子式昇降機でプールの中に入れてもらうことができるようになってました。リハビリセンターのセラピストさんに、プールではいつもお尻にかかっている圧がなくなるからできるだけ行った方がいい、と言われていたのでこの後二階に上がれるようになった後も、プールだけしにこのレクセンターに遊びにきたりしてました・・・コロナウィルスが大変な事になるまで、ですが(泣)。コロナが大ごとになってすぐに市内のレクリエーションセンターは全部閉まってしまったので、もうしばらくプールも行ってないです(泣)。

 

話は戻りますが、二階に上がるまではこのレクセンターのシャワーを約週一回(平日は私が仕事で早い時間に来れないので)、後は熱いタオルで体を拭くだけでなんとか乗り切りました。

せめて一階のバスルームに入れれば頭とかもシャワーで流せたんですが、入ることも出来ないので、本人は相当辛かったんじゃないかと思います・・・

 

二階に上がった今も、シャワーは週二回程度。前よりはマシですが、きちんと改装してもっと楽にシャワーが浴びれるようになるまではしょうがないのかなと思います。

 

続きます。