ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(85)

今日は「うんち」の話です。排便について結構細かく書いてますので、不快に思われる方はスルーしてください!

しつこいようですが、我が家の旦那は脊損で下半身付随のため車いす生活です。おへそからしたの感覚が消失しているため、排尿・排便も自分だけでは行えず、薬や道具を利用して用をたすことになります。

 

病院にいた頃はどうだったかあまり覚えてないんですが、リハビリセンターに移動してから患者さんごとに1週間のスケジュールが張り出されていたので、旦那の「うんち」がどのくらいの期間で行われているかよくわかりました。

何かあった時以外(体調がすこぶる悪いとか)は、「二日に一度」でした。

 

なので、自宅に戻ってきてからもリハビリセンターの頻度に合わせて、うんちは二日に一度としています。

 

今はコロナの影響で自宅待機なので、現在は朝一にトイレをすますようにしています。

まずトイレの日の前夜8時の薬を飲む際に、一緒にうんちを柔らかくする薬を2〜3錠服用します。そして次の日の朝、さらに排便を促す座薬を挿入。

この間に、地元のメディカルセンターからレンタルしているトイレ用車いす(椅子のお尻部分の真ん中に穴が開いていて、トイレの上にそのまま移動して用を足せるようになってます)にベッドから移動し、トイレに移動してスタンバイします。

体調によってやや左右されますが、大体座薬を入れてから8〜10分くらいでうんちの時間になるようです。

慣れない頃はタイミングを外してしまったり、思いがけずベッドからの移動に時間がかかって失敗してしまった事もあるんですが、今はもう慣れたもの!さっさとトイレに旦那を連れていきます。

 

うんちが十分柔らかい場合は、放っておくと勝手に出てきますが、たまに薬を飲んでもちょっとまだうんちが硬い時もあります。こんな時は私が薄いゴム手袋の先に潤滑油をつけてお尻に指を入れて掻き出しする必要があります。大体一度指を挿入すると、その後は活発化してだんだんうんちが勝手にでてくるようです。もちろん旦那もお腹を押したり前屈みになってみたりと、うんちを押し出す努力はしてますが・・・

 

しばらくしてもう何も出ない、という感じになった際に、さらにもう一度ゴム手袋を装着してお尻の中が空っぽから再確認。ここでほぼ何も指についてこなければ2〜3分様子を見てこの日のトイレは終わり。そうでなければ、さらにうんちが出てきたりするのでもう10分ほど待ってみます。

ベッドから移動してここまでで大体早ければ30分、長い時は50分ほどトイレにいたりします。

 

我が家のトイレはまだ車いす用に改装をしてないので、トイレ用の車いすで私の介助ありで用を足していますが、トイレの改装ができた際には一人でトイレもできるようになる、と旦那はいうのですが・・・

お尻とか拭けるのかしら・・・手すりがあればそれにつかまって可能なのか・・・?

など、トイレに関してもまだまだ手探りです。

コロナが収束しない限り、トイレの改装も大工さんがこれないのでまだまだだし。少しづつレストランなどもオープンしてきているようですが、完全に元に戻るのはまだ先の話ですよね。

 

続きます。