ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(73)

旦那が無事家に戻ってからしばらくは、とりあえずなんでも手探り状態でした。ひとまず一階の客間に旦那一人で寝る事になったんですが・・・(注意!今回は排尿のお話です。不快と思われる方はスルーしてください)

ベッドはクィーンサイズなので二人で十分眠れるサイズだったんですが、私はどうしても二階にある自分のベットで寝たかったため(客間のベッドは柔らか過ぎて腰が痛くなる)、二階に上がれるようになるまでは旦那が一人で一階の客間に寝る事になりました。

客間のベッドには、マットレスの上にまず防水加工シーツ、通常のシーツ、そして掛け布団(夏だったので薄い掛け布団)を用意し、旦那とはリハビリセンターにいた時と同じように、夜寝る前・その後は4時間ごと・朝というタイミングでおしっこをする事にしようと話をしました。

 

旦那はカテーテルを入れて自分でおしっこを出すようにしていて、この頃はとくに夜8時の薬を飲むとすぐ眠ってしまっていました。なので、大体のおしっこの時間としては、

1)夜8時

2)夜中の12時

3)明け方4時

4)大体朝8時前後

とし、携帯のアラームを私と旦那でセットして時間になったら私も二階から一階に降りてきて、旦那が起きているか確認&おしっこのヘルプ(必ずしも必要ではなかったんですが)をするようにしました。

 

まぁこれが実際にやってみると結構きつい!夜寝ているところを起きて下まで行って、また二階のベッドに戻って寝る、というのが一日二日ならともかく、毎日となると結構しんどい・・・そして慣れてきた頃に私も旦那もアラームを止めてしまっておしっこの時間をパスしてしまう、という事が何度もおきました。

 

そして、おしっこの時間を大幅に過ぎてしまったり、起きれなくて一回おしっこをパスしてしまうと・・・やっぱり漏れてしまうんです、おしっこが。

たぶん、膀胱に500ccくらい溜まると、それ以上は無理!という感じでおしっこが漏れてきてしまうんですね。漏れ始めると、結構な量がどんどんチョロチョロとですが出てきて、あっという間に下着もシーツもぐっしょりに・・・

夜中に「やばい!寝過ごした!」と思って下に降りて旦那の布団をめくってみると、下着はもちろんベッドシーツまで濡れていて、「やられた〜><!!」となった事は1〜2度じゃありませんでした。

旦那は下半身の感覚がないので、下着が濡れたまま同じく濡れたシーツの上に寝ていても不快感がないのでグゥグゥ高いびきで寝てたりして・・・このままじゃ風邪ひくし臭いので、叩き起こしてまず

1)濡れた下着を取っ払う

2)綺麗にふく(これは試行錯誤の上、赤ちゃんのおしりふきを使う事になりました)

3)体を反転させてシーツを剥ぎ取る

4)新しいシーツを敷く

5)体を再度反転させて新しい下着を着せる

6)さらに逆側に体を反転させて、シーツをきちんとマットレスにかぶせる

7)夜中に洗濯機を回す

という流れになってました・・・

 

この頃はまだ夜中のおしっこについての方法やシーツの対処法などまだ自分の中で確立しておらず(今でももっと快適にならないか、と模索中ですが)、替えのシーツはいつも2セットほど客間に置いておきました・・・

 

続きます。