ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(72)

旦那が約3ヶ月半ぶりに家に帰ってくる日になりました!あんな大怪我だったのに、怪我の治療とリハビリ含めてこの期間ってのは意外と短い気がしました。

この日はこちらの学校はすでに夏休みになっていたので、娘と二人で旦那を迎えに行きました。道中、この道をこの数ヶ月何度も通ったなぁ、長いようなあっという間だったような・・・などとちょっと感傷に浸りつつリハビリセンターへ向かいました。

リハビリセンターに着くと、旦那はすでに着替えを済ませて車いすに乗っていました。オーダーした自分用の車いすは届いてなかったので、センターの車いすを借りていく事になってました。

大体荷物は前回きた時にまとめておいたのですが、DVDプレーヤーや電気ポット、着替え、マグカップ、余分に残ったお菓子など、結構最後まで使っていたものも多く、車に荷物を積み込むのに結構時間がかかりました。

日本だとここでナースステーションに挨拶をして、一階のロビーで入院費の精算をするところですが、カナダは入院費も全て保険でカバーされているので・・・ナースステーションにいた顔見知りの看護婦さんに軽く挨拶をして、そのまま車へ。日本人の私としては、支払いを全くしないで病院を退院していくというのがいまだに慣れず、なんだか変な気がしました(笑)。

 

旦那が入院中お世話になった従姉妹も、実はこの年の夏に子供の留学を終えてみんなで日本に戻る事になっていたので、最後にもう一回会おうという事になって帰る道すがら、郊外のショッピングセンターにあるレストランで落ち合いました。

従姉妹がたまたま病院近くの街に滞在していたおかげで、私と娘は家と病院の往復を毎回しなくても良く、また娘ははとこ(従姉妹には女の子と男の子が一人づついました)たちと楽しく過ごすこともできて、本当にお世話になりました!

日本に帰ってからも隣の県なので会おうと思えばすぐに会える距離ですが、旦那が車いす生活に慣れて日本までのフライトが問題なくこなせるようになるのがいつかわからないので、最後の最後に会えて良かったと思います^^

 

後ろ髪をひかれつつ従姉妹たちにお別れをして、無事に家に着いたのは夕方5時くらいでした。

 

まだ家の受け入れ態勢も完璧にはほど遠い状態でしたが、何はともあれ無事に家に帰ってこれたという事が大事でした。

 

続きます。