ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(70)

旦那の一時帰宅も、なんやかんややっているうちにあっという間にリハビリセンターに戻る日になってしまいました。

 一時帰宅中は家のあちこちを車いすでチェックしたり、カナダデー(カナダの建国記念日)のフェスティバルに行ってみたり・・・久々に親子3人(プラス愛犬)が揃ったので、近所のカナダデーのお祭り歩行者天国もみんなで出かけて、娘も大はしゃぎでした。

リハビリセンターには車で迎えに行ったんですが、帰りは途中から一人で公共バスに迎えにきてもらってリハビリセンターまで戻る、という事になっていました。

カナダ全土で同じかと思うんですが、私の住むエリアのバス会社は、通常のバスの他にハンディキャップがある人専門の小さいバスも運行してます。運行していると言っても、決まったルートを走っているのでなく、事前に申請して予約した時間と場所に小型バスで迎えにきてくれて、行きたい所に送ってくれるという優れもの!

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 料金も通常のバスと同じです!

旦那はこのバスを事前に予約しておいたので、今後生活するための練習として、途中から一人で帰ることにしたそうです。いきなり通常の公共バスに一人というのはちょっとハードルが高いですが、介護つきのバスであれば私もまぁ安心。

家を出る時は我が家の愛犬にまたしばしのお別れをして、娘と私で途中まで旦那を車で送っていきました。車中はそうでもなかったんですが、やっぱりバスの待ち合わせ場所にきて旦那が一人でバスに乗り込む姿を見たらちょっとホロっと涙が出そうになりました・・・

 

実際は旦那の退院が約10日後に迫っていたので、さっさと家に帰って家具の移動や不必要なものの片付け&処分などをしなければならず、本当はそんなセンチメンタルな気持ちに浸る時間はなかったんですけどね(笑)。

 

家に戻ってすぐに旦那の携帯に連絡してみたところ、もうすでにリハビリセンターに到着していたらしくすぐに電話に出ました。特に問題もなく戻れたということで、私もほっとした覚えがあります。

これからどんどん練習して一人で出かけられる様にならないといけないんですが、やっぱり一人で行かせると『大丈夫かなぁ』と心配になります。車いすごと倒れたらどうしようとか、車いすから落ちたらどうしようとか結構考えて心配してたんですが、後々、やっぱり車いすごと倒れたり、落ちたりします!これに関してはまた後で書こうと思いますが、車いすに乗っていればやはり1〜2回はきっと一緒に倒れちゃうことってありますよね・・・そう考えると、助けてもらえない可能性も考えて、一人であまり人通りがないところへは行かない方がいいんでしょうね。

 

続きます。