ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

ソーシャルワーカーさんってすごい!

今回は病院及びリハビリセンターで大変お世話になった『医療ソーシャルワーカーさん』について書きたいと思います。旦那が入院中はほんっとにお世話になったもんです!

医療ソーシャルワーカーさんとは、病院などの医療機関で働く福祉の専門職で、患者さんだけでなくその家族を色々とサポートしてくれる方たちです!

旦那が最初に運ばれた地元の救急病院でもお世話になったし、その後ヘリで移送された大きい病院はもちろん、リハビリセンターでも、それぞれのソーシャルワーカーさんに大変お世話になったんです!

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旦那が集中治療室にいた時は、待合室で「脊髄損傷についてと家族の心得」という冊子と、病院の近くで長期滞在できるタイプのホテルの一覧表、メモ帳(必要事項を思いつくまま書けるように、という事だったです)、病院の見取り図などの便利グッズが入ったセットをくれて、色々と説明もしてくれました。

保険の請求に必要になるであろう書類についての説明や、医療失業保険の申請について、更に旦那のこれから(集中治療室→一般病棟→リハビリセンターに移動)についてなども、大まかに説明してくれたので、ある程度先の見通しを立てることもできました。

病院にいた時はまだまだ旦那の容体が安定せず、私もいっぱいいっぱいだったので、それほどソーシャルワーカーさんに相談をしにいかなかったんですが、リハビリセンターに移動してからはものすごくお世話になりました・・・旦那共々!

 

リハビリセンターに移動してからは、旦那も自分で積極的に保険や失業保険の申請、障害年金の申請、家の改装と政府からの補助金についてなど、詳しい申請方法や書類をリハビリセンターのソーシャルワーカーさんにヘルプしてもらいつつ、揃えたり提出したりしてました。

また、保険の申請に必要な病院の先生のサインとメモなども、リハビリセンターのソーシャルワーカーさんが連絡して書類を送って返事をもらってくれたり・・・他にも、

・公共バスの障害者カード取得:これがあるとタクシーのチケットを安く購入できたり、障害者用バスの予約&利用ができる

・車用の障害者カード取得:ハンディキャップ用パーキングが使える

・インカムタックス用障害者認定取得:ハンディキャップだと支払う税金が減るようです

・特別免許取得の費用サポートシステム:車いすで下半身麻痺でも運転できるように免許を取り直す際の費用カバー

などなど・・・

本当にたくさん、ディサビリティ(ハンディキャップ)がある人を経済的にヘルプできるシステムがあるんですよ!それこそ、ソーシャルワーカーさんのように知ってる人に教えてもらわないと夢にも思わないようなサポートがあったりするんです・・・!

 

旦那がいたリハビリセンターのソーシャルワーカーさんは40代前半くらいの女性だったんですが、とってもフレンドリーですごく相談しやすかった方でした。センターにはたくさんの患者さんがいたので、みんなのヘルプで相当忙しかったはずですが、頼んだ書類などは絶対に忘れず、その日のうちに病室に届けてくれるような、フットワークも軽い方でした。

おかげさまで色々助かりました!

 

続きます。