ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(42)

*入院30日目*  この日旦那は朝から保険会社に自分で電話をしたりして、細かいところを自分で確認したようです。昏睡から覚めた後の、旦那が混乱していた時期から考えると、だいぶ元の旦那に戻ってきたので安心しました。

保険に関しては書類の種類がたくさんあって、電話で保険会社に電話するたびに異なる人が異なる書類が必要です、という位、旦那のケースではどの書類を出せば良いのか今ひとつわからなかったので、最初はこういった保険関係を専門で取り扱っている弁護士さんに全部お任せしようかと話をしていました。私はこれまで知らなかったんですが、こういうケースを取り扱う弁護士さんがいるそうです!お願いすると、細かい保険の内容のチェック、適性な書類の申請、万が一保険金が下りなかった場合の対処などもやってくれるとか。

費用が沢山かかるのはやや負担ですが、それでも丸投げしてお願いしたいくらい保険申請についてはどうすれば良いのはよくわからず、且つ必要書類も多かったです。

旦那のお姉さん夫婦の弁護士さんに問い合わせをしてもらって、その方にお願いしようか、という事になったんですが、この後旦那が色々と自分で電話したり確認したりして、最後は自分たちで申請可能と判断して、結局は弁護士さんにお願いしませんでした。

 

午後になって旦那に電話してみると、今日は診察にきたお医者さんに、

「歩けるようになる可能性はほぼありません」

とずばり言われたそうです・・・

電話だったので旦那の表情はどんなだったかわかりませんが、とりあえず本人は落ち着いているようでした。私は「旦那が旦那として家に帰ってこれればそれで良いんだ」と伝えました。

旦那の足と結婚したわけじゃないし、足が動かなかろうがどうだろうが旦那は旦那!何が変わるわけでもない!

 

また週末に行く予定でしたが、この電話の事もあったし、洗濯物もあるようなので急遽明日も日帰りで病院に行くことにしました。私が行けば手伝ってシャワーも浴びれるし、気分転換にもなるだろうし。

 

続きます。