ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(92)

天気が良かった週末でしたが、夜になると風が強くなってきました。窓を開けておくとカーテンが風で窓の外に出てしまうほどの強風が夜中まで吹いていたんですが・・・

次の日の朝何気に外に目をやると、なんとフェンス脇に植えてあったつるバラが強風で煽られて全部フェンスの内側に落っこちていました(泣)!

フェンスの上に乗っかって外側に向けて垂れた感じになっていたつるバラなんですが、あまりの風で全部押されて家の内側に垂れ、バラ自体の重みに耐えかねて枝も地面すれすれに・・・

 

私だけだったら、大してガーデニングが好きなわけでも詳しいわけでもないので、こうなったらもう大伐採して様子を見よう!となるところなんですが、車いすでもポジティブな旦那は

「ロープで括って反対側から引っ張るのと同時に内側から押してバラを戻そう!」

と・・・

そんな事言ったって、大半の労働は私と娘であなたは何やかんやと口出しするだけでしょーが!!というセリフを何とか飲み込み、つるバラを元に戻す作業に早速かかりました。

 

ロープでメインの枝周りにループを作った後、フェンスの外側に待機している旦那に向かってロープを投げ、旦那が引っ張るのと同時に私と娘が内側からバラをうえに押し上げる感じでフェンスの向こう側に戻すことに。

いっせーのせ!ではじめてすぐに、フェンスの向こう側から「うわっ」という旦那の声が・・・

急いで反対側に向かってみると、旦那が車いすごと横向きに芝生の上に倒れていました><

ロープを引っ張る際に強く引っ張りすぎて、バランスを崩してフェンスがわに倒れたしまったらしいです。

車いすのシートベルトをしていなかったので、まずは車いすを旦那から外して脇に置いて、さてどうやって旦那を戻そうかと思っていたら、後から「大丈夫?手伝おうか!?」と神のような声が!

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振り向くと、旦那が屋根から落ちた日に手伝ってくれたご近所のお兄さんが!!(

なんてタイミングの良い・・・!ちょうど前庭で何か作業していたみたいで、私たちの声が聞こえたようです。

お兄さんと二人で旦那のわきの下から手を入れて、無事車いすの上に戻すことができました!

お兄さんには本当に何度お礼を言っても足りないくらいです。

 

無事つるバラも元のいち近くまで戻ったので、ちょっとだけ余分な枝をカットして家の中に戻り、早速旦那の足の様子を見てみました。ぶつけていても痛みを感じないのでとりあえずみためと触った感じで大丈夫かどうかチェックが必要!

転んだ側の太もも、お尻、足首などチェックしましたが、とくに赤くもなってないし触った感じも平気そう。とりあえず良かったね〜!という事だったんですが、旦那愛用の車いすは無事ではすみませんでした・・・(泣)

 

続きます。