ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(40)

*入院28日目*  日本からお見舞いに来てくれた姉が翌日帰国なので、この日は朝病院へ行ってからお土産などの買い物に出ました。

ちょうど旦那の甥がお見舞いに来てくれたので、二人でゆっくり話が出来るよう私は姉と買い物に出かけました。

旦那の甥は本好きの旦那のために、面白いというウェスタンの本を2冊差し入れしてくれました。とても明るくてフレンドリーな甥が来てくれたことで、旦那も気分的に楽しく過ごせたようでした。事前に甥には旦那の様子や状況を連絡しておいたので、足の状態については特に触れずに、お互いの近況やテレビの話など当たり障りのない話をして2時間ほどいてくれました。

 

その後は旦那のシャワーを浴びる手伝いをしました。この頃は看護婦さんに手伝ってもらってシャワーを週に二回ほど浴びていたのですが、この日は連休で人手が不足していたため、私が手伝ってシャワーをすることになりました。

ベッドからシャワー/トイレ用の簡易車いすに移動して、ガウンだけをつけて廊下の端っこにあるシャワー室まで移動。簡易車いすはステンレス(?)の軽いメタルでできている車いすで、座るところはビニールのマット、お尻のところに直径30センチくらいの楕円の穴が開いている椅子でした。

シャワーを浴びるところは、車いすのサイズより二回りくらい大きいスペースで掴まるバーなども沢山あって、シャワーカーテンもドアもなく、シャワーのサポートがしやすい作りになっていました。

床はなだらかなスロープになっていて、ドアやカーテンがなくてもお水は自然にシャワー室の奥にある排水溝に流れるようになっていました。

旦那のシャワーの手伝いをしながら、自宅のシャワーもリノベーションが必要だなぁなどとぼんやり考えていた覚えがあります。

 

シャワーを浴びて新しいシャツを着た旦那はだいぶサッパリしたようでした。

 

夕食は病院近くの美味しいバーガー屋さんでテイクアウトして病室で食べました。

 

明日は姉が帰国、寂しいですが仕方ない・・・久々に本当にとても楽しい1週間でした。

 

続きます。