ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(23)

*入院12日目* 朝早く家を出て、娘と二人で病院に向かいました。

熱がまだあるし、外部から余分なウイルスを持ち込まないようにするためか、今日は旦那の部屋に入る前に訪問者(病院のスタッフも含む)は全員備え付けのガウンと手袋をつけることになっていました。

 

6番のベッドに移動していた旦那は、だいぶ意識がはっきりしてベッドも40度くらい上げて起きていました。久しぶりに起きている旦那をみてちょっとだけ嬉し泣きしました・・・

 

口から喉に入っているチューブはまだそのままなので声は出せませんでしたが、看護婦さんが「はい」「いいえ」「水」「痛い」、1から10の番号などを書いたカードをおいて行ってくれていたので、それを使ってコミュニケーションも僅かながらとれるようになりました。

 

冷たい水が欲しいと言うのですが、チューブがあるので飲めず、ちょっとイライラしているようでした。機嫌が良くなったり悪くなったりで、まだ安定している感じはありませんでした。

 

熱もまだ下がりきっておらず、頭の血栓もなくなっていないので心配はつきませんでしたが、それでもとりあえず意識があって意思の疎通が図れるようになっただけでも大きな前進でした!

 

娘がマックが食べたいと言うので、この日はマックで夕食を済ませて従兄弟の家に帰りました。

 

続きます。