ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(7)

処置が終わるのを待ってる間に少し落ち着いてきて、廊下で家族や仕事関係の人に電話連絡をしました。

 旦那の職場と自分の仕事先に電話で連絡をし、事情を説明し、また何かわかったら連絡しますと伝えました。時差があるので日本の家族に電話するのは後回しにしました。

 

そうこうするうちに旦那側のお姉さんや義母も到着して、一通りまた何が起こったかを説明しました。

 

みんなで旦那を取り囲むようにベッド脇にたっていると、病院のスタッフが近づいてきて、「旦那さんはあちこち怪我をされていますが、一番重傷なのは脊髄です。これから救急ヘリで他の、脊髄損傷の治療専門家がいる病院へ移送します。」と言われました。

 

ここで初めて、「今の時点では下半身を動かすことができないという事を知らされ、目の前が真っ暗になりました・・・

 

旦那の手を握りながら涙がぽろぽろ・・・

 

悪い夢であって欲しい、夢なら早く覚めて欲しいと思ってました。

 

続きます。