ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(18)

*入院7日目*  自宅に戻った後も、旦那が大怪我をしたという事を冷静に受け止められず、気持ちがワタワタして落ち着きませんでした。

 後々旦那が意識を取り戻してから旦那に怒られることになるのですが、この時は本当に自分で何かを考える事があまりできず、旦那側の家族(義母がメイン)に言われるままに、今考えると「こんな大変な時にわざわざしなくてもよかったんじゃないかな〜」という手続きをしてしまいました。

 

例えば、旦那名義の車の名義変更と運転免許の返納。

 

義母は意外とトラブルに強く、私のようにワタワタ焦ったりあまりしないのでこの時も色々と冷静に対処してくれてだいぶ助かったんですが、今はまだしなくても良い・大した事じゃない事柄や手続きをさも今やらなければならないように強く言われ、自宅に戻って最初にさせられたのが車の名義変更と運転免許の返納でした・・・

 

いまだになぜ帰宅後第一日目にしなければならなかったのか分かりませんが(笑)、朝から車の保険会社やドライバーズライセンス・センターなどに連れて行かれました。義母としては、下半身が動かない確率が相当高い旦那はもう運転ができない=もしもの時のために名義変更をしておく&車の保険の解約で余分な出費を抑える、という意図があったようなのですが・・・

 

車関係は全て旦那任せにしていたので、上記の手続きをしたから保険が安くなったのかなどは実際のところ私は全くわかってませんでした。

 

意識はっきりした旦那に免許返納の件でこっぴどく怒られるはめになるとはまだこの時点では知るよしもありませんでした。

 

午後病院に電話して旦那の様子を確認すると、担当の看護婦さんは

「まだ薬で眠っているし、特に容態に変わりはないですよ。覚醒してくると暴れるのでまだ鎮静剤も打っています」

と教えてくれました。

 

続きます。