ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(5)

旦那が乗った救急車が出発するのを見送ってから、私も病院に行くための準備をしに家の中に入りました。

 玄関のドアを開けてすぐに私の目に飛び込んできたのは・・・

 

リビングのカーペットの上に仰向け&大の字になって、大泣きしている我が娘でした・・・!

 

この光景は今でもはっきり覚えていて、ドアを開けてこの光景を目にした時は頭をガツン!と殴られたような感じでした。

 

小さい頃は大声で泣くこともあった娘ですが、流石に10歳を過ぎてからは大声を上げながら泣く事はなかったので、「パパが大怪我をした」という事実に相当ショックを受けたのだろうと思います。また、旦那と救急隊員さんへの対応でてんてこ舞いしていて、私と同じようにパニクってとても不安な小さい娘を家の中に一人ぼっちにしてしまってとても申し訳ない気持ちになりました。

 

大声で泣く娘に駆け寄って抱き起こし、「パパは大丈夫!絶対大丈夫だから!」と声を掛け、これ以上娘を不安がらせないよう、自分の旦那がどうなるのかなどの不安や心配事も娘の前では出さないように努めようと思いました。

 

これから二人で病院に行く事を説明し、荷物などをまとめました。今から思うとじぶんでも「バカだな〜」と思うのですが、この時は自分の財布や携帯、車の鍵の他に、まるでその日のうちに退院にでもなるかのように、旦那の替えのジーンズ・シャツ・パンツなどまでもバッグに詰めていました。

 

実際はこの日から4ヶ月ほど帰宅することができなかったんですが・・・

 

続きます!