ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(4)

救急車が到着して救急隊員さんが3人ほど急ぎ足で家の庭に入ってきました。後から気が付いたんですが、その時点で助けてくれたご近所さんは邪魔にならないように気を使っていなくなっていました。

 すぐに救急隊員さんが旦那に声を掛け始めました。

「名前は?」

「話せる?」

「どこが痛いの?」

など声かけしつつ、来ていた洋服など手際良くハサミで切っていきました。

 

もう一人の救急隊員さんに、旦那の保険カードやアレルギーの有無、何が起きたのかなどを聞かれるままに説明していると、旦那の側に座って処置をしてくれていた救急隊員さんがぼそっと

 

「足が動かないのが気になるな・・・」

 

ともう一人の隊員さんに言ったのが聞こえました。

 

この時はどきっとしたものの、足の事より出血している頭や呼吸がしっかり出来ないことから肺などの方を心配していたので、後々病院で先生に詳しい話を聞くまで足の事は特に心配はしていませんでした。

 

あっという間に旦那はタンカに載せられて、救急車の中へ。

 

自宅から車で10分ほどの救急病院へ搬送される事に。

 

私は娘も連れて病院へ行きたかったのですぐに自分の車で追う事にして、救急車は旦那を載せて一足先に病院へ向かいました。

 

(5)に続きます。