ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(26)

*入院15日目* 娘を学校へ送っていった後に急ぎ一人で病院へ向かい、病院へは午後1時半頃に到着しました。

 旦那は鼻に入っていたチューブも取れて、声も大分しっかり出せるようになってきていました。喉にチューブが入っていたからか、以前と声がちょっとだけ変わっているようでした。

 

屋根から落ちてから10日ほど薬で昏睡状態になっていたので、話す内容が夢と現実がそうこうごちゃ混ぜになっていましたが、それでも普通に話す事が出来るという事でホッとしました。まだ頭の血栓は無くなってはいないですが・・・

 

ジンジャーエールが飲みたいというので、ダメもとで看護婦さんに聞いてみたらなんと全然OKとの事!同じフロアの待合室にある自動販売機で缶のジンジャーエールを買って、ストローでゆっくり飲ませると、本人も久々の味のある飲み物で満足したようでした。

 

以前のように寝てばかりいるわけではないようなので、本を一冊、自宅から持ってきて差し入れしました。また、携帯が欲しいとせがまれました。今までがスマホを手放さない生活だったので、確かに携帯が欲しいのだろうとは思うのですが、看護婦さんがこっそり

「もう少ししっかりしてからの方が良いと思う」

とアドバイスしてくれたので、携帯に関してはうやむやにしたまま、2時間半ほど旦那のお見舞いをしてこの日は自宅へ戻りました。

 

続きます。