ちえきちぶろぐ

脊損車いすの旦那とのカナダ暮らし

旦那が屋根から落ちた日(83)

旦那が家に戻ってきてから新しくしたものの一つが、マスターベッドルームのベッドです。マットレスが古くなってきていたのでちょうど良い、という事でこの際新しくすることにしました。

車いすに乗っていない時はベッドの上にいる、という位ベッドで過ごす時間も増えるはずなので、病院のようなベッドとまではいかずとも、背中や足の部分が上がったり下がったりするベッドを購入しよう、ということになりました。

 

今まではクィーンサイズベッドで二人で寝ていたので、新しいものもクィーンサイズにしようと思っていたら、日本の姉から「シングル二つにしたほうがいいんじゃないの?」と言われ、ちょっと考えてみました。

シングルならば、旦那の分だけ病院みたいな柵が可動式で背もたれが動かせるのにして、私のは普通のシングルベッドにすれば良いか、とか・・・

でもそうなるとベッドシーツは全部買い直し、夜中にヘルプが必要な時は結局ベッドから一度出て手伝い・・・ただメリットは柵があれば寝返りした際にベッドから落ちる心配はなくなる・・・など色々検討したんですが・・・

 

結局は旦那本人のリクエストを尊重して、今まで通りのクィーンサイズベッドにしようということになりました。

それが決まれば、後はベッド屋さんで探すのみ!早速カナダでは有名なベッド屋さん「sleep county」に!(カナダに住んだことのある方は絶対一度くらいはスリープカントリーのコマーシャルソングを聞いたことがあるはず!笑)

店舗内には所狭しといろんなタイプのベッドやマットレスがありましたが、旦那希望ベッドは以下の点を満たすもの!

・固めのマットレス(柔らかいと、ベッドから車いすへの移動が難しい)。

・背もたれや足の箇所が上下可動する

・クィーンサイズ

・値段は30万以下

 

何個かベッドに私が横になってみて硬さを確かめ、最後に決めたのが上記の全て満たす優れもののベッド!マットレスは相当固めで、座ってもほとんど凹まない。値段も20万ちょっと!柵はないけれども、ベッド上部と下部がそれぞれ上がったり下がったりリモコンで可動!

配送もしてくれて、かつ古いマットレスやボックスも持っていって処分してくれる、ということでもうこれにしよう!な感じであっという間に決まりました(笑)。

 

実際使ってみると、やはりリクライニングするタイプはテレビを見る時とか、やむなくベッドで何か食べる時などは便利ですね〜!イケアで購入した折り畳み式のテーブルを置くと、ベッドで寝そべりながらカップラーメンを食べつつ、テレビを堪能できる、と旦那も相当気に入ってます。私もこれなら背もたれを上げて、寝る前に本を読むのにちょうどいいかも!って思ったんですが、実際私がベッドで本を読む頃は旦那がもう夢うつつのことが多いので、購入してから今まで一度も私はリクライニングを使用したことがありません・・・

 

柵はないため、旦那が夜中に寝ぼけてベッドから落ちた夢をみて急に叫んだりすることがあるので、それだけはデメリットなんですが・・・(笑)

この前も、体全体はきちんとベッドの中央よりに横たわっているのに、右腕だけがベッドからはみ出した際に「Oh my GOD!」と叫んで夜中に私のことを叩き起こしました。

 

というわけで気に入ってはいるベッドですが、本当はお金がもっとあれば、キングサイズベッドでシングルが二つになっていて、それぞれ別個に背もたれや足の部分がリモコンで可動するのが欲しかった・・・なんて(笑)。

 

続きます。